【厳選3冊レビュー】当事者としてオススメの発達障害の本

以前書いたとおり、私が発達障害の関連書籍を読むようになったきっかけは、私自身のためではなく、発達障害グレーゾーンの長男のためでした。
最近は発達障害の本が多く出版されており、「発達障害の子供を育てる親に向けた本」だけでなく「大人の発達障害」に関する本も増えてきましたが、正直本当に役に立つと感じられた本はごく一部です。
そこで今回は、当事者として、また一人の親として本当に参考になった本を3冊だけ厳選して紹介します。

・発達障害児の子育てハウツー本

まずは発達障害系の子育て本ですが、この手の本は本当に玉石混合です。
ほとんど「発達障害の子供を育てるのって本当に大変だよね!」という親の苦労を綴っただけのエッセイ本もありましたし、いわゆるハウツー本であっても、実は書いてある内容は定型発達児を想定した育児書と大して変わらなかったりします。
なので、発達障害の子供にどう接するか、という視点で本を買うのであれば、きちんと専門家の監修が入った本がおすすめです。

我が家で買った中でよかったのはこの「発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ」です。

この本は「実際に発達障害児を育てたお母さんが書いた内容を、発達障害児医療にたずさわる小児科医が監修した」というものです。
参考にするうえで安心ですし、イラストも多く読みやすいです。
発達障害の疑いがあるお子さんを抱えるお父さんお母さんに、ぜひ手に取ってほしい一冊です。

・発達障害について詳しく知りたい人のための本

次に、「発達障害とは何か?」という根本的なことを理解するための本を紹介します。
日本における発達障害研究の権威の一人である、杉山登志郎先生の「発達障害の子どもたち」です。

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新書なのでそこまでのボリュームではないですが、内容はやや専門的で、きっちり読むには多少の気合が必要です。
ですが、育児書等では案外触れられない「発達障害そのもの」について、分かりやすく体系的に書かれた良書です。
当事者、親だけでなく、福祉や教育にたずさわる方にも是非読んでいただきたいです。

・発達障害を抱える会社員向けのライフハック本

そして最後に、成人の、あるいは既に自立している発達障害当事者のための本です。

この手の本、以前は精神科医や支援者の方が書いたものが多く、「確かに正しいんだろうけど、残念ながら欲しい情報はそういうのじゃない」という物が多いのが実情でした。
そんな中、サラリーマンとして働く30代の発達障害当事者が書いた本が最近出まして、それが凄く良かったので紹介させてください。
「発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術」です。

「仕事術」というタイトルではありますが、ビジネス系のライフハック書でありつつ、日常生活に活かせる内容も多いです。
会社員として集団の中で生きていく術だけでなく、「物をなくす」、「朝起きられない」といった生活上の困りごと、そして薬との付き合い方まで、筆者が実践した対策法が詰め込まれています。
成人の発達障害当事者本人だけでなく、家族の方、そして生きていくうえでの困り感が強い「自己評価の低い人」全般にとってかなり有益な内容ではないかと思います。

以上の3冊は、発達障害当事者・身近に当事者がいる方だけでなく、現代における一般知識として読んでおいて損はないと思いますので、機会があれば是非ご一読いただきたいと思います。

【追記】
話題になった栗原類の著書については、個人的な思いからここでは紹介しませんでしたが、当事者にとって重要な視点を含む本でもあるので別途記事にしました。

【当事者の感想】栗原類「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」

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