いわゆる「発達障害あるある」的なものの一つに、「同じ服を何着も買って着る」というのがあります。
そういう話を見聞きすることは多いものの、私自身は今までそういうことをしてきませんでした。
しかし、物は試しにと自分でもやってみたところ、意外にも「これはいいぞ」と感じました。
「同じ服を何着も着回す」といえば
いつも同じ服ばっかり着ているな、と思いきや「同じ服を何着も持っている」。
その手のエピソードの代表格といえば、やはりアップルのスティーブ・ジョブズでしょう。
イッセイミヤケのタートルネックにLevi'sのジーンズ、ニューバランスのスニーカーという組み合わせは彼のトレードマークでしたが、自身のスタイルの確立というだけでなく、余計な選択肢で頭を使わないためという理由で同じ服を何着も持っていたとされています。
また、Facebookのマーク・ザッカーバーグも同じ色のTシャツを何着も所有していることが知られています。
そして、それについてやはり「仕事以外の意思決定の回数を少なくしたい」ということを理由としています。
同じ服を複数セット着回す
で、私自身少し前から「同じ服を2着買って洗いながら着回す」ということをやっています。
ちなみにこれはいずれもユニクロの、スーパーノンアイロンスリムフィットシャツ(ポケットなし)とウルトラストレッチスキニーフィットジーンズです。
これは別に「頭を使う回数を減らすため」などと言う理由ではなく、単に気に入って毎日着たいから、というだけでした。
ただ、毎日同じ服を着ていても、頭の中で「これ別に洗濯してないわけじゃないんで!同じ服を2着持ってるのを着回してるから綺麗ですよ!」という言い訳が立つので、そういう意味では人目が気にならなくなりました。
パンツと靴下も全部同じやつにしてみた
そしてそれに加え、先日パンツやら靴下やらを買い替えるのにユニクロに向かった際に、ふと思い立ってこれも全部黒にしてみました。
この買い物から一週間程度経過しましたが、その効果を実感しています。
「服選びの時間が減るぐらいでそんな大げさな」と思っていたのですが、(気のせいかもしれませんが)結構実感できるレベルで生活の無駄が省ける気がするのです。
下着を入れた引き出しを見て「えーとどれにしよう、これでいいか」と考える時間は確かに存在します。
それだけでなく、(これは発達障害傾向が関係あるのかは分からないですが)私は微妙にデザインの違う靴下を間違えた組み合わせで片付けてしまうことがあり、そのせいで「あれ?靴下が1枚しかないぞ?もう1枚どこ行った???」と探し回ることが多いです。
しかし、靴下が全部同じであればペアリングで悩む必要は一切ありません。
というわけで、ただでさえ少ない脳のリソースを節約することにより、思い込みのレベルかもしれないとはいえなんとなく生活が楽になったように感じています。
私は男性ですが、女性の方で「下着は上下ペアにしたいけど毎回探すのが面倒」という人なんかも、いっそ全部同じにしてしまうというのはアリなのではないか?と思います。
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