【発達障害検査】大人の発達障害の自覚、そして検査予約

これまでの記事の順番と時系列が少し前後しますが、私が発達障害の検査を受けるに至った経緯を書いておこうと思います。
私の二人の息子のうち、長男は3歳児健診をきっかけに「広汎性発達障害の境界域」、いわゆる発達障害グレーゾーンと診断されました。
長男は小さい頃の私と顔がそっくりなのですが、それ以外にもよく似た部分がたくさんありました。

長男は、末っ子で親戚も少なかった私にとって、初めて間近で観察する赤ちゃんでした。
なので、最初は何でも「ほう、小さい子供ってのはこういうもんなんだな」と思っていたのですが、妻と話したり、同年代の子供と比較するうち、少し違う点が見えてきました。

まず、長男は文字に強い関心を持っていました。
散歩で道を歩けば、看板に書かれた文字や電話番号が目に入るたびに立ち止まり、全ての字を指差していました。
そして、3歳になる頃にはひらがなもカタカナも難なくスラスラ読めるようになっていました。

その反面、耳からの情報が入りにくいという部分がありました。
「〇〇しようね」といった指示がなかなか伝わらず、話しかけているのに途中でどこかに行ってしまう。
なので、ホワイトボード等を使い、「かえったらせっけんでてをあらう」等の決まりごとを伝えていました。

また、幼児には幼児なりのコミュニケーション方法があります。
定型発達の子供は「話しかけてきた人に一度は視線を合わせる」「喋るようになる前でもハンドサインで『ちょうだい』『おいしい』等を表現する」ということが自然にできる場合が多いと思います。
もちろん子供の特性や性格によって全く違うのは当然なのですが、長男はこれらのコミュニケーションがとれるようになるまでにかなり苦労しました。

その他、オウム返しも多かったですし、クレーン現象(自分がやりたいことを代わりに人の手を使ってやろうとする)とは少し違うのかもしれませんが、「ごはんだよ、おててをあわせていただきます」と言うと、自分で手を合わせず、私や妻の手を掴んで手を合わせさせるということをしたり、ということもありました。
妻はこの状況と診断の結果を受けて、発達障害に関する書籍を購入し、勉強するようになりました。

【厳選3冊】当事者としてオススメの発達障害の本

実のところ、この時点でも私は「自分も小さい頃はこんなだったし、子供ってこんなもんじゃないの?」と思っており、あまり心配していませんでした。
ですが、妻が買ってきた本を読んでみると、昔の自分の行動について色々と思い当たることがありました。
とにかく「え?なんで発達障害の本に自分のことが書いてあるの?」ということがページをめくる度に起こり、私はこのとき初めて「もしかしたら自分は発達障害で、そのためにずっと周りの理解が得られない苦労をしていたのか?」と考えるようになりました。

その後、長男は幼稚園と並行して、週に一回の児童発達支援(療育センター)に通所するようになります。
そこの先生に教えていただいたのが、大阪にあるK診療所という、子供・大人問わず発達障害の診断をしている精神科でした。

初めての体験が極端に苦手なこともあり、実際に検査を受ける踏ん切りはなかなかつきませんでした。
しかし、休職を繰り返していた私は「今後ずっと正規雇用のサラリーマンとして働き続けることは自分には難しいのではないか?」と考えるようになります。

大卒正社員に求められる仕事のレベルは、今後年齢を重ねればますます難易度が上がる。
もし発達障害なら、精神障害者として障害者雇用という道がある。
場合によっては障害年金というセーフティネットに頼ることができるかもしれない。

そして、私は意を決してK診療所に予約の電話をかけました。
2017年、32歳の夏のことです。
ただ、その時点で初診待ちが100人以上いたため、「順番待ちの予約ができた」というだけで、初診日すら全く分かりませんでした。

このK診療所に限らず、発達障害検査の予約は(病院によってシステムの違いはありますが)なかなか大変なようです。
それがハードルになって、なかなか検査を受けるに至らない人がいるかもしれません。
しかし、発達障害の検査を受けたことにより、このあと私の人生設計は大きく変化することになります。

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