メンヘラの見た目をけなすのは「死ね」と同じこと

私は小さい頃から思い込みが強く、一度「こうだ」と思い込んだらなかなか考えを変えることができません。
そのせいで、一度「この人は苦手だな」と思うと完全に疎遠になってしまうため、同窓会にも全く縁がない生活を送っています。
それぐらいならまあいいのですが、発達障害の検査を受けて以降、血縁者とも徐々に疎遠になり、いよいよ自身の実家とほぼ絶縁状態になってしまいました。

母親の心無い一言に大きなショックを受け、一時的に実家との連絡を絶ったことは過去に書きました。

【無理解への失望】親に発達障害の検査結果を告白

実はこれだけでなく、その少し後に、実の兄と完全に縁を切りました。

私は、少し前から髭をはやして、髪形をモヒカンにしています。
現在精神状態が安定し、鬱の症状がほとんど出ていないのは、もちろん会社勤めを辞めたことも大きいですが、「好きな髪型で過ごしている」というのも大きな要因の一つだと思っています。
私は自分の好きな格好をすることで、精神的な負荷が大きく軽減するのです。

【鬱病のあなたへ】好きな髪型・服装で過ごそう

精神を病んでいる人の中には、服装にあまり気を使っていなさそうな人も多い反面、派手なヘアカラー、大量のピアス、さらにタトゥーなど、奇抜な格好をしている人もたくさんいます。
すべての人がそうではないでしょうが、私が知る何人かの人は自分が「こうありたい」という見た目でいることによってギリギリ自我を保っているという感じでした。
私自身もそうです。

しかし、私がその髪型を気に入ってLINEのアイコンに使っていることに対し、兄が文句をつけてきました。

発達障害検査の結果とともに、自分が実は10年以上に渡って鬱と闘ってきたこと、無職になったこと、そして療養の一環として色々な勝手を妻に許してもらっていることは、両親だけでなく兄にも伝わっていました。
ですが、母と兄夫婦、そして私と妻が参加している連絡用のLINEグループで、兄は「周りがどう思うか少しは考えろ、子供がいるのにそんな頭で出歩くな」と言ってきました。
このとき私は、「あと一秒でもこの文章を見続けたら自分は重度の鬱が再発してしまう」と直感的に危険を感じました。

一般的には、「そりゃ身内なんだから体裁もあるし、それぐらいの指摘はするでしょ…」という程度のことでしょう。
それは私にも理解できます。

しかし、このとき私は、兄の発言に明確な殺意を感じたのです。
冗談抜きに、治まっていた鬱が蛇の姿になって、私の首元に牙を突き立てようとしているのを現実であるかのように感じました。

「こいつは俺を自殺に追い込むために意図的に言葉を選んで攻撃してきている、今すぐに逃げなければ命が危ない」
瞬間的にそうとらえることしかできなかった私は、とっさにLINEのグループを脱退し、兄をブロック。
電話も着信拒否し、メールもスパムに振り分けられるよう設定、直接連絡がこないようにしました。

そして、それ以来兄とは一切の連絡を取っていません。
今後引っ越しても住所は絶対教えないですし、冠婚葬祭であろうと兄が来るなら行かないつもりです。

「大人になれよ」とか「許してあげたら?」とか言ってくる人もいるでしょう。
しかし、私にとって兄は「自分の鬱を再発させ、死に追い込もうとしている敵」というカテゴリーになりました。
もはや「謝ってきたら許す」とかいう次元の問題ではないのです。

偶然この記事を読んだ方は、「発達障害の鬱病ってめんどくさいなあ」と思われたことでしょう。
まあ、こんな考え方の人間は私ぐらいかもしれませんが、私の今の精神の安定は、会社員という立場を捨ててまでしてようやく手に入れたものです。
そこまでして手にした心の健康を踏みにじられることだけは、どんな手段を使ってでも阻止します。

「鬱病にがんばれは禁句」は広く知られるようになりましたが、悪意がない無自覚のこととはいえ、鬱病患者を苦しめるような発言をしてくる人はまだたくさんいます。
健康でいるためには、そんな人間とは縁を切るしかありません。
「理解してもらえるとは思ってないからせめて放っておいてくれ」ということ以外は一切求めていないのに、それさえしてくれない人間など、血縁があろうが関係を維持する価値はないのです。

言葉を放った当の本人は「何をそんなに怒っているのか?」程度の認識でしかないでしょう。
セクハラ親父やパワハラ上司と同じです。
全く違う世界に住んでいるのだから、相互理解などしようとするほうが間違っているのです。

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