仕事を退職したことによる鬱からの回復

私は大学生の頃から、10年以上に渡って断続的に鬱症状に苦しめられてきました。
どうやらこれは発達障害であるASD(自閉症スペクトラム)の二次障害だった可能性があるのですが、ともかく私は心療内科を2度転院し、色々な薬を飲み、自分を「一般的な社会人」という枠に無理矢理押し込めて、どうにか社会生活を送ってきました。
ところが、会社員の身分を捨ててからというもの、徐々に鬱が快方に向かっていきました。

私は3社目の会社をメンタルの不調がきっかけで退職したのち、初めて無職になりました。
当時通院していたのは、その会社で紹介され、在職中から診てもらっていたT心療内科という病院です。
私は退職が決まってからもこの病院に通院していたのですが、退職直後から「顔色がよくなった」と言われ、徐々に薬も減り、最終的に退職後1ヶ月程度で難なく断薬できてしまいました。

過去にこれほどスムーズに薬の服用をやめられたことはありませんでした。
結果、私は2018年5月以降、心療内科には通院していません。

正直、少し気持ちが沈んでしまうことはありますし、睡眠リズムが崩れることもあります。
しかし、今のところ薬に頼らず生活できており、お酒も適量の範囲内ですんでいます。
もちろん、今後また鬱の症状が出てくる可能性はありますが、私の場合はやはり人間関係が何より大きなストレスだったようで、会社を辞めることは自分でも驚くほど精神面にプラスに作用しました。

とはいえ、うつ状態の人に軽々しく「会社を辞めよう!」と言うことなどできません。
私は幸運にも「主婦だった妻と役割を交代する」という手段がとれましたが、すんなり仕事を辞めることなんてできない人の方が多いことは承知しています。
なので、やはり基本的には「元気になるまで傷病手当金を貰いながら休職し、どうしても復帰が無理なら退職」というルートが最善策だと思っています。

以前、知人から「上司に『傷病手当金なんて制度はうちには無い』と言われた」なんていう話を聞いたことがあるのですが、傷病手当金は会社の規則で決まるものではなく、加入している健康保険から出るものです。
鬱のときは物事を考える力も、調べる能力も極端に低下しますから、こんなことを言われたらその通りに信じてしまうのも無理はありません。

しかし、もし自力で考える力が残っていなくても、自治体や弁護士会等、無料で法律相談を受けられる手段はあります。
どうせ休職する、あるいは辞めてやろうと思っている会社なら、休憩中に電話してだろうがサボってだろうが、専門家に相談しに行けばいいのです。
もしかしたら「未払い残業代等の請求ができる」なんて話も出てくるかもしれません。

「仕事を辞めるうえにさらに会社に迷惑をかけるなんて…」という考え方は理解できます。
しかし、言い方は悪いですが、精神的に落ち込んでいる時には「貰えるもんは貰っといた方がいい」というぐらいの心持ちでちょうどいいぐらいだと今では思っています。
退職するべきかどうかを考えるのは、休職してある程度元気になってからでも遅くはありません。

縁あってこのブログにたどり着いた方が、最適な手段をとることができることをお祈りしています。

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