「まわりゃんせ」で鳥羽水族館と志摩スペイン村へ家族旅行、障害者割引とどっちが得?

スポンサーリンク
当サイトは広告収益によって運営しており、ページ内のリンクにアフィリエイト広告を含みます。

我が家は正直まあまあな貧乏家庭なのですが、年に一度の家族旅行の費用は頑張って捻出しています。
今回のゴールデンウィークでは、近鉄の特別企画乗車券「まわりゃんせ」を購入し、家族5人で鳥羽水族館・伊勢スペイン村への一泊二日旅行を実施しました。
「まわりゃんせフル活用」とまでは言えないものの、通常かかる費用よりもかなりお得に遊べたので、「本来かかるはずだった金額よりいくら安く上がったか」を記録しました。
同じような計画を立てている皆様のお役に立てば幸いです。

【※障害者割引について】
当ブログは元々発達障害ブログとしてスタートしており、私は精神障害者手帳(3級)を保有しています。
今回は「まわりゃんせ」に付帯する施設入場券を活用したため、障害者割引を実際に利用してはいませんが、費用の比較は記録しておきたいので、本記事では「仮に障害者割引を使っていたらどうなっていたか」をあわせて記載していきます。
ただし、障害等級や人数など、各ケースごとに結果は異なると思いますので、あくまで参考程度にお読みください。
スポンサーリンク

旅行に行く家族構成

初めに、我が家の家族構成を紹介しておきます。
私と妻、そして息子3人の5人家族です。
子供は上から小学5年生の長男、2年生の次男、そして今年で3歳になる三男です。

今回の旅行でやりたかったことは以下のようなものです。

・伊勢志摩方面1泊2日
・鳥羽水族館に行きたい
・志摩スペイン村に行きたい
・近鉄特急しまかぜに乗りたい(長男の希望)

これらをなるべく安上がりに実現することを目指してプランを組みました。

※以下、金額などの記載はすべて2024年4月時点の情報です。
各種サービスをご利用の場合は必ず公式サイトから最新の情報をご確認ください。
スポンサーリンク

宿泊先の確保

家族旅行でテーマパークに行くとなれば、テーマパーク内のホテルに宿泊するのが一番楽なのは間違いありません。
そういうホテルは割高なことが多いですが、「ホテル志摩スペイン村」は素泊りプランならそこまで高くなりません。

ただ、誰もが同じことを考えるもので、ホテル志摩スペイン村の素泊まりプランはゴールデンウィークの1ヶ月少し前の時点で完全に全滅でした。
これについてはもっと早く動き始めるべきでした。

色々と探した結果、4月28日(日)に鳥羽方面の温泉宿を確保できました。
これにより、4月28日(日)~29日(月・祝)の1泊2日で、1日目に鳥羽水族館、2日目に志摩スペイン村という日程で動くことに決めました。

素泊り宿泊費:37,400円
入湯税別途(大人2名):300円

※家族旅行で素泊まりを選択することの是非について

ここで余談ですが、「旅行先の名産品をふんだんに使った夕食メニューも旅行の醍醐味では?」という意見も当然あるでしょう。
私自身もそう思います。

ただ、伊勢志摩といえば海産物ですが、うちの子供がエビとか刺身とか全然好きじゃないんですよね。
さらに、三男がまだ2歳ということもあります。
旅行先でしか食べられないものを子供達にも食べてほしい、という気持ちはもちろんありますが、それで子供が喜ばないのでは家族旅行の意味がないですし、旅先でお弁当を買うなりするのも立派な旅行体験だと思っています。貧乏だし。

スポンサーリンク

「まわりゃんせ」購入と特急券確保

私は奈良県の近鉄大阪線沿線に住んでいるので、今回の移動には近鉄電車を使います。
また、長男が特急「しまかぜ」に乗りたいと希望していたので、往復どちらかでしまかぜを予約したいと考えました。
しまかぜの予約ができるのは乗車日の1か月前からですが、人気が高いことに加えて1日に1往復しかないので、スケジュールを左右する大きな要素となります。

他方、全体の費用を抑えるのも大きなポイントです。
そこで今回は「伊勢・鳥羽・志摩スーパーパスポート“まわりゃんせ”」を使うことにしました。

まわりゃんせは、毎年特定の期間に販売される特別企画乗車券です。
近鉄の発駅から、フリー区間(松阪~賢島間)までの往復特急券、往復乗車券、現地のバスや船、さらに志摩スペイン村や鳥羽水族館をはじめとする多数の施設の入場券としても使えるなど、様々な特典があります。

まわりゃんせ | 伊勢志摩のお得なきっぷ | 近畿日本鉄道
往復近鉄特急で伊勢・鳥羽・志摩へ。4日間、伊勢志摩エリアの観光スポットをお得に巡れるきっぷです。うれしい特典も満載!

これが、おとな(中学生以上)11,000円、小児(小学生)6,000円となっています。
2歳の三男は電車では膝に乗せるので、今回はおとな2枚・小児2枚を購入することにしました。

まわりゃんせはネット通販でも購入できますが、通販だと送料520円がかかってしまいます。
そこで、事前に特急の発着時刻を確認してアタリをつけたうえで(重要)、駅窓口で販売している大和高田駅まで行ってきました。
1階の有人窓口で購入できました。

事前にネットで確認した時点では、しまかぜのサロン席は全滅だったのですが、ここで窓口の方に改めて確認したところ、キャンセルによるものかサロン席の空きが出ていました。
これにより、帰りの復路をしまかぜに乗ることに決定。

ただし、しまかぜは特急料金の他に特別料金がかかるため、まわりゃんせで乗るには差額の支払いが必要です。
鵜方から大和八木までの特別料金がおとな840円、小児420円なので、合計2,520円を追加で払いました。

まわりゃんせ:34,000円
しまかぜ特別車両料金:2,520円
合計:36,520円

こちらがまわりゃんせのパスポートと封筒です。
青が大人用、オレンジが子供用となっています。
発券した切符を、日程ごとに分けて封筒に入れておくことにしました。

【※障害者割引について】
近鉄では、2023年4月より精神障害者手帳の保有者にも割引を実施しています。
ただし、割引率は5割と大きいものの、3級の場合は「101キロ以上旅行のときに限り」という条件で、かつ区分が「介護者なし(ご本人単独)」の場合のみ普通券が割引、となっています。
今回は割引の対象外だったので、ここでは「もし障害者割引を利用したら」という仮定の計算はできません。
スポンサーリンク

往路:伊勢志摩ライナー

さて当日。いよいよ出発です。
最寄駅から大和高田まで移動し、伊勢志摩ライナーに乗り換えです。

大和高田から鳥羽までは乗り換えなしで、約1時間半で到着しました。
鳥羽駅ではミジュマルがお出迎え。

三重応援ポケモンだそうです。知らんかった。
そこら中にミジュマルがいます。

鳥羽水族館

鳥羽駅から鳥羽水族館へは徒歩で約10分となっており、子連れの足でも15分ほどで到着できました。

ここで入場の際、さっそくまわりゃんせの出番なのですが、鳥羽水族館は「まわりゃんせそのままで入れる」というわけではなく、窓口でのチケット引き換えが必要でした。
このあたりの取扱いは施設によって違うようです。

なお、通常の入館料は、大人2,800円、小中学生1,600円、幼児(3歳以上)800円です。
本来ここでかかる入館料は合計8,800円となります。
(三男は2歳なので無料。)

【※障害者割引について】
鳥羽水族館では障害者割引が実施されており、障害者手帳を持つ本人と介護者1名の入館料が減額となります。
割引後の料金は、大人2,000円、小中学生1,200円、幼児(3歳以上)600円です。
仮にまわりゃんせを使わず、私の障害者手帳を提示していた場合、大人2人分に割引料金が適用となり、入館料は合計7,200円となっていたはずです。

昼食は館内のレストランで食べました。

見どころ盛りだくさんで、1日では回り切れませんでした。

ちなみにこれは帰りにお土産屋さんで見かけた…碧志摩メグじゃないか!元気にしてたか!

2日目:鳥羽駅から鵜方駅(スペイン村最寄り駅)へ

さて翌日です。
まずは、鳥羽駅から鵜方駅まで近鉄志摩線で移動しなければなりません。

ここで、まわりゃんせの復路の乗車券の登場です。
復路の切符は周遊券となっており、松阪~賢島間のフリー区間が乗り放題で使えます。
そのため、鳥羽から鵜方までの切符(大人520円、小児260円)を別途買う必要はありません。

また、鳥羽~鵜方は普通列車で30分程度ですが、本数が少ないため、タイミングによっては特急に乗るという選択肢もあります。
その場合は本来なら特急料金上乗せで大人1,040円、小児520円となりますが、仮に特急を使うとしても、まわりゃんせにはフリー区間の特急券引換券もついているので、やはり追加の支出は無しで済みます。
今回は普通列車を利用しました。

なお、2024年4月時点で、志摩スペイン村とにじさんじのVTuber周央サンゴ・壱百満天原サロメのコラボイベント期間中ということもあり、いろんなところにンゴちゃんとサロメ嬢がいました。

これは駅構内で配ってたポストカード。

鵜方駅から志摩スペイン村へ

鵜方駅から志摩スペイン村への足としてバスが走っているのですが、これは三重交通の普通の路線バスとなります。
本数も1時間に2本程度で、連休だけあってかなり混んでいました。
片道13分程度とはいえ、満員の立ちっぱなしは辛いので、余裕をもって早めに並ぶのがいいでしょう。
先に「ホテル志摩スペイン村」で停まりますが、そこではなく次の「志摩スペイン村」で降りる点に注意が必要です。

で、このバスもまわりゃんせが使えるので、運賃の支払いはありませんでした。
降車時にパスポートを提示するだけです。
本来の運賃は大人450円、小児230円となります。

志摩スペイン村

10時半ごろに志摩スペイン村に到着!

まわりゃんせ再び登場。
鳥羽水族館とは異なり、窓口に並ぶことは一切なく、パスポートの提示だけで入場できました。

まわりゃんせのパスポートはスペイン村の「パスポート」に相当し(ややこしいな)、要は1日入園券です。
別途料金が必要なのはごく一部のショーやアトラクションだけなので、これだけで十分遊べます。

本来の志摩スペイン村パスポート料金は、大人(18~64歳)5,700円、中人(12~17歳中高生)4,600円、小人(3~11歳小学生まで)3,800円、シニア(65歳以上)3,800円です。
本来ここでかかる入館料は合計19,000円となります。
(これまた三男は2歳なので無料。)

【※障害者割引について】
志摩スペイン村も障害者割引を実施しており、障害者手帳を持つ本人と介添えの1名の入館料が減額となります。
割引後のパスポート料金は、大人2,850円、中人2,300円、小人1,900円、シニア1,900円です。
仮にまわりゃんせを使わず、私の障害者手帳を提示し、大人2人分に割引料金が適用されていた場合、合計で13,300円となっていたはずです。

これは早めの昼食としていただいたエッグベネディクトバーガー。
ポテトも美味しい!

余談ですが、この日はあいにくお昼過ぎに結構な雨が降り、途中で雨宿りを余儀なくされました。
ただ、スペイン村は全天候型の屋内アトラクションも多くあり、天気が崩れている間も楽しむことができました。
とはいえ雨具が無かったので現地調達したのですが、ポンチョはまあこんなもんか、という値段として、

「遊園地の売店で売ってる傘・折り畳み傘がウォーターフロントで1,100円」というのはかなり的確かつ良心的なチョイスではないでしょうか。

天候もあってこれまた1日では十分には遊びきれなかったものの、子供たちは大満足だったようです。

往路:しまかぜ

バスに乗って鵜方駅に戻り、いよいよ長男待望の特急しまかぜです。

サロン席!広々!快適!

長男はカフェ車両で食事を食べるのが夢だったとのこと。
三男が寝てしまったので、私は三男と席に残り、妻と長男・次男の3人にカフェ車両に行ってもらいました。
一部のメニューはワゴン販売もしています。

妻子が戻ってきた後、「混んできたけど一人ならいけるかもしれないから行っておいで」と言ってもらい、一杯やりに行くことに。

ああ~正しい電車内飲酒という感じがする。
(限界残業サラリーマン時代は良くない電車内飲酒をしていたので)

そうこうしているうちに大和八木駅に到着、乗り換えて最寄り駅へ。
疲れた体に助かる特急しまかぜのゆったり復路となりました。

結局まわりゃんせでいくら得した?

では、「もし今回まわりゃんせを使っていなかったら正規料金でいくらかかっていたか」の金額を算出してみましょう。
最初に書いた通り、「まわりゃんせ無しで私の障害者手帳を提示していた場合いくらになったか」の金額も計算したうえ、まわりゃんせを活用した今回の実際の金額と比較してみます。

・正規交通費(しまかぜ特別料金・バス運賃含)+鳥羽水族館+志摩スペイン村…54,600円

・正規交通費(しまかぜ特別料金・バス運賃含)+鳥羽水族館(障害者割引利用)+志摩スペイン村(障害者割引利用)…47,300円

・まわりゃんせ+しまかぜ特別料金…36,520円

なんと、まわりゃんせを使うことで18,080円お得に旅行できました。
仮に障害者割引を受けていたとしても、それより10,780円お得ということになります。
まわりゃんせ最高!(※本記事にまわりゃんせのPRは含まれていません)

というわけで、幼児1人を含むとはいえ、5人家族で道中の細かい支出を含めても10万円を切る金額でGWの旅行を完遂することができました。
2施設を回っただけでこれですから、他の施設も色々見ればお得感はさらに増すものと思います。
伊勢志摩への旅行の予定がある方、ぜひまわりゃんせの利用を検討してみてください。本気でオススメです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました