少し前からローソンの冷凍食品コーナーで、無鉄砲監修の冷凍ラーメン「豚そば」が販売されています。
試しに買って食べてみたところ、これが二郎系ラーメンとしてなかなかのクオリティでした。
なぜ大して話題にならないのか、と思ったので、美味かったアピールをしておこうと思います。
コンビニで買える最近の二郎系事情
コロナ禍のご時世もあって外食をする機会も減りましたが、私はいわゆる二郎系のラーメンがけっこう好きです。
その二郎系を手軽に楽しめるようなレンジ麺の商品が、最近はコンビニで売られています。
中でも人気なのがセブンイレブンの「中華蕎麦とみ田」監修による「豚ラーメン」でしょう。
実際、この商品は非常にクオリティが高く、人気があるのも納得です。
ただ、あのレンジで温めるタイプの麺は、どれだけ進化してもやはり茹で置き特有のフニャフニャした食感があり、あと一歩物足りないというのが正直なところです。
そして600円はさすがに高い。
また、カップ麺やインスタントラーメンでも二郎系を意識した商品があります。
代表的なのが「豚ラ王」でしょう。
初代のカップ麺や派生商品の販売を経て、袋麺も発売されました。
（※カップ麺とは異なり、袋麺にはチャーシュー等の具材が入っていないことに注意）
日清は二郎系の商品に力を入れているのか、他にも過去に発売されたインスタントの「豚園」や、その後継商品と思われる「爆裂豚道 強ニンニク醤油ラーメン」などを発売しています。
しかし、これらもやはり麺のクオリティが惜しい感じで、「かなり頑張ってるけどこのインスタント感は…うーん…」というのが正直な感想でした。
自分は以前から、冷凍食品の二郎系ラーメンがあればいいのにとずっと思っていました。
※余談ですが、日清は千里眼とコラボした二郎風の鍋つゆ「濃厚にんにく豚骨醤油」なんてものまで販売しています。鍋二郎（誤用）…
本格的な冷凍二郎は高い
で、あるにはあるんです。冷凍の二郎系ラーメン。
ただ結構値段が高いんですよね。
お店で食べるより高いのとかある。
評価が高いものは本当に美味しいんだろうと思いますが、なかなか手が出ませんでした。
日清食品「無鉄砲 豚そば」
そんな中で2021年3月に発売されたのがこちらの「無鉄砲 豚そば」です。
調べた限り、通販では販売されていないようです。
ローソン以外で売っているのを見たことがないので、ローソン限定の商品なのかもしれません。
これも作ってるのは日清ですね。
「※写真は実物より大きめに撮影しています」
私は無鉄砲には何度か行ったことがありますが、実際の無鉄砲はドロドロの濃厚なとんこつラーメンが売りのお店で、二郎系ではありません。
たっぷりのもやしとチャーシューが乗った「豚そば」を提供する「しゃばとん」という店舗も運営していますが、その豚そばともこの商品は別物で、この冷凍「豚そば」は黄色が目立つデザインといい完全に二郎インスパイアの趣です。
袋の裏面に作り方が乗っています。
ヤサイマシ、とまでいかないにせよ、本物っぽくするにはやはりもやしを追加するのが王道なのでしょう。
ただ、今回は野菜を追加することはせず、純粋にこの商品だけで作ってみます。
「初めて行く店ではヤサイマシせずデフォルトでいただく」みたいなのあるじゃないですか。その気持ちです。
調理
一番楽な作り方でやってみよう、ということで、麺は鍋で茹でるのではなく、電子レンジで解凍する方の作り方でやってみました。
冷凍麺をレンジでチンしている間に、250ccのお湯を沸かしてスープを作っておきます。
かなりパンチがあるスープです。ニンニクもしっかり効いています。
そしてここに解凍した麺を投入。
思ったより厚みのあるチャーシューが嬉しいです。
もやしの上にちゃんと刻みニンニクも乗っています。
量としては普通のサイズのどんぶりに十分収まる程度でした。
で、期待していた通り、麺がなかなかのハイクオリティでした。
ゴワゴワ感が足りないのは正直なところですが、冷凍うどん的なしっかりした噛み心地にはかなりの満足感があります。
もっとスーパーとかで買えるようになればと思うのですが、特にSNSでドカンとバズったのを見た記憶もないですし、こんなに美味いのになんで流行らないんだろう。
似たような冷食の二郎系ラーメンがもっと出てくると嬉しいですね。
【関連記事】
日清の「行列のできる店のラーメン 最強のラーメン 背脂豚骨醤油」をちょっと手間をかけて作ってみました。
コメント