【完全在宅】障害者雇用でテレワークの仕事にたどり着くまでの全過程

コロナ禍もあって在宅勤務をはじめとするテレワークがかなり一般化したものの、今なお「障害者向けの在宅勤務の仕事」に関しては情報が多くないと感じます。
そこで、実際に障害者雇用かつフルリモート(完全在宅勤務)で働いている私が、今の仕事を見つけるまでにどのような経緯をたどってきたかを記録として残しておこうと思います。
※途中まで障害者雇用の話ではないですが、一般就労についての参考にもなればと思います。

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はじめに

いきなり身も蓋もない話で申し訳ないのですが、この手の「就活体験記」みたいな話は往々にして再現性が低いものです。
「その通りにやれば同じ結果が得られる」ということは全くなく、むしろ運の要素が9割と言っても過言ではないと思います。
そしてタイミングだけでなく、学歴や職歴も大きく影響します。

ただ私自身、現在の仕事を見つけるまでの過程で「何が新しい仕事に繋がるか分からないなあ」という体験をしています。
そのあたりを含め、なるべく余すことなく書いてみようと思います。

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鬱による正社員からのドロップアウト

さて、私は元々障害者として就労していたわけではありません。
発達障害(ASD)の診断によって障害者手帳を取得したのは約2年前、34歳のときです。
まずは、それまでの経歴を順を追って書いていきます。

私は大学を卒業した後、とある業界団体に事務職員として採用されました。いわゆる団体職員です。
その後、20代後半と、30歳を過ぎたときの計2回、転職をしています。
転職で入った会社はいずれも製造業で、総務系の仕事を中心に担当しました。
ここまでの計3社の職歴は全て正社員でした。

この時点で私は障害者手帳を取得していなかった、というか、自分の発達障害特性の理解すらろくにできていませんでした。
しかし、3社目となる会社の社風や担当業務、さらには企業規模による人数の多さまでもが徹底的に合わず、完全にメンタルをやられた私は、32歳にして正社員の仕事を退職せざるをえなくなってしまいました。

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退職後に始めた2つのブログ

これは仕事探しとは直接関係しないのですが、後になって影響してくるので書いておきます。
私は仕事を退職したタイミングで、2つのブログを開設しました。
そのうちの1つがこのブログで、もう1つが趣味の音楽や楽器に関する情報を発信するブログです。

恥ずかしい話ですが、私は正直、イケダハヤトとかあのへんの連中が言うことをちょっと真に受けて「ブログで稼ぐ」みたいなのを夢見た時期があります。
しかし、その目論見は完全に失敗でした。
現時点においても、私が運営するブログからはお小遣い程度の収益しか発生していません。
ただ、流行に乗って「既存のブログサービスではなく、レンタルサーバーを契約してWordpressでブログを立ち上げる」という判断をしたことが、思いがけず大きな変化の契機になります。

完全在宅のアルバイト(ライター業務)

正社員の身分を失った後、徐々に心身の調子が回復してきた私は、とりあえずアルバイトから社会復帰を目指すことにしました。
この時考えたのが、「何か在宅で働けるバイトは無いか?」ということです。
しかし、色々な求人サイトを見てバイト探しをしても、そのような求人はそうめったにありませんでした。

そんな折、CMでもおなじみのIndeedをながめていて見つけたのが、とある音楽系ウェブマガジンのライター募集という求人でした。
実はIndeedは「求人サイト」というより「検索エンジン」であり、様々なサイトに掲載されている求人を横断的に見れるだけでなく、企業のウェブサイトにしか載っていないような求人にもアクセスできることがあるのです。
私はこの求人に飛びつきました。
そして、ウェブライティングの経験は全くなかったものの、中学生の頃からバンドをやっていたことや、ジャズやエクストリームメタルといった「ちゃんと書けるライターが少ないジャンル」に比較的詳しいこと、そして音楽関係のブログをやっていることもプラスに働き、無事ウェブライターとして採用されました。

経営事情もあってシフトはあまり多くなかったので、稼ぎとしては大した金額にならなかったのが正直なところです。
しかし私はここで、ウェブライティングの技術に加え、SEOなどのデジタルマーケティングの基礎について学ぶことができました。
これは自身のブログのブラッシュアップにもつながりました。

語学が得意なら海外企業の在宅ワークという選択肢も

なお、英語が得意な方であれば、海外の企業がワールドワイドに募集している在宅の仕事なんていう選択肢も存在します。
実際に働くことはできなかったものの、これについては当時書いています。↓

【海外企業の在宅ワーク】LIONBRIDGEに申し込んでみた話
新しい在宅バイトを探していたところ見つけた、アメリカのLIONBRIDGEという企業の仕事。 できるなら「LIONBRIDGEのバイトに受かるまで」みたいなタイトルで書きたかったですが、残念ながら私は採用試験に合格することができず、採用は...

また、(関係者らしき人からのコメントに対応するのが面倒で記事自体を消してしまいましたが、)中国人向けのオンライン日本語スクールの講師にも応募したことがあります。
公的な語学学校ではないので、資格がなくても講師になれるようでした。

ここまでの流れで、私は「誰でも応募できる在宅の仕事というのは確かに少ないが、探し方さえ工夫すれば意外と見つかるものだ」と学びました。

クラウドソーシングはおすすめしない

ここでちょっと話を変えて、「フリーランスの在宅ワーカーとして稼ぐ」という方向について。
そのとっかかりとしてメジャーなのが、クラウドワークス等のクラウドソーシングサイトで仕事を受注し、納品して報酬を受け取るというものです。
私も一時期やっていました。
が、デザインやプログラミングなど、特筆できる専門スキルがない限り、クラウドソーシングで飯が食えるレベルに稼ぐことは不可能というのが個人的な感想です。

※余談ですが、なんせ私はクラウドワークスでマルチの勧誘に引っかかったこともあります。
興味のある方はご一読ください。↓

クラウドワークスの月30万円稼げる案件はマルチ商法「ワールドベンチャーズ」の勧誘だった
私は勤めていた会社を退職することになった後、アルバイトをしつつ、並行して長期的に続けられる在宅の仕事探しをしていました。 しかし、単発ではない継続案件となると数も少なく、なかなかよさそうなものが見つかりません。 そんなある日、以前から利...

在宅派遣を利用し、完全在宅の派遣社員に

在宅ウェブライターのアルバイト経験と、上記いくつかの失敗を経て、私がたどり着いた2つめの在宅仕事が、キャスターの「在宅派遣」を利用した派遣社員の仕事でした。

【在宅派遣の感想】テレワーク派遣社員の体験談
少し前から派遣の仕事を在宅でやっているのですが、それには株式会社キャスターの「在宅派遣」というサービスを利用しています。 時給制の派遣社員契約でありながら家のパソコンで仕事ができ、出勤の必要がないというものです。 そして実際に働いてみて...

現在はさらに状況が異なるのでしょうが、当時の時点でも登録者数はかなり多かったらしく、登録してから仕事が決まるまでには2か月ほどかかりました。
しかし、この仕事がまたしても、これまでの経緯が活きるものでした。

採用されたのは、楽器の演奏家のマネジメントを行うような企業。
そこで唯一の常駐事務スタッフとして事務仕事全般を担当することになったのですが、その業務の中にはWordPressでウェブサイトの管理をするというものも含まれました。
正社員時代に総務スタッフとして培った事務スキルに加え、WordPressでのブログ運営で得た知識が仕事の役に立ったわけです。
また、業界が業界だけに楽器やPAに関する知識も求められたのですが、これについても趣味で知っていた水準で十分にクリアできたことは幸運でした。

障害者向け転職エージェントへの登録

私が発達障害の診断を受け、障害者手帳を取得したのが、前述の在宅派遣の仕事をしていた時期のことです。
これが2019年の冬で、その時点で私は34歳になっていました。

【大人の発達障害・ASD】30代で精神障害者手帳を取得
先日帰宅すると、市役所から何やら封筒が届いていました。 子供がいることもあり、役所からの郵便物はたまに届くので、何の気なしに開封したのですが、中身は「障害者手帳の申請が通ったので取りに来てください」という交付の通知でした。 手帳が取得で...

これにより、私は新たに「障害者雇用の仕事を探す」という選択肢を得ました。
そして、いくつかの障害者雇用向け転職エージェントに登録しました。
※私がオススメする転職エージェントについては別記事でまとめています。↓

【発達障害の仕事探し2021】障害者雇用のおすすめ転職エージェント
当ブログではこれまでにも、発達障害と診断された私自身の経験を元に、様々な転職支援サービスを紹介してきました。 今回はそれに加えて、友人・知人からの評判を含め、おすすめしたい転職エージェントを網羅してまとめてみました。 昨今の急速なテレワ...

この時点における仕事探しでは、在宅で働ける仕事は思ったほど多くなかったというのが正直なところです。
在宅勤務でも「週に1回は出社」という条件だったり、完全在宅なのに「対象は首都圏在住の方のみ」だったり、という感じでした。

そんな中で紹介されたのが、私が現在働いている企業です。
会社の所在地は東京ですが、「全国どこに住んでいる人でもOKで出社の必要は一切なし」という求人は当時としては珍しく、条件からしてライバルが多そうだと感じました。
ですが、ここで奇跡的なレベルでここまでの経験がピタッとはまることになります。

まず、この企業の業種は、私が新卒で働いていた団体が属する業界でした。
自分で言うのもなんですが、この業界を経験している人材はかなりレアです。
そして、業務内容にはウェブライティングやデジタルマーケティングの知識が求められました。
これはウェブマガジンのライターのアルバイトで経験済みですし、ブログの運営を通して常に最新情報を注視している分野でもあります。
さらに、この企業にとっては初の完全在宅勤務者の募集であり、在宅で働いた経験があるのが望ましいようでした。
はい!私2年ぐらい被用者として在宅で働いてますよ!

実は正直、もうこの時点でかなり自信がありました。
そして実際に無事採用され、現在に至るというわけです。

「完全在宅の仕事なんかどうやって見つけたの?」に対する回答

というわけで、私は奈良県の田舎の自宅から、東京の先進的な会社で完全リモート勤務をしています。
この結果に関しては、正直言って偶然の積み重ね的な要素がかなり強いです。
初めに書いた通り、ノウハウとしての再現性は低いといえます。

ただ、在宅勤務の選択肢自体は実際に増えているようです。
「探し方次第で仕事は見つかる」というのも間違いないと思います。
ですが、その仕事を探し当てるには、求人サイトや検索エンジンでの検索、SNSの活用、そして複数の転職エージェントへの登録など、面倒でもあらゆるルートを用いてとにかく情報を集めることが不可欠なのです。
それによって、初めて「自分にとって効率的な仕事の探し方」が見えてきます。

私も情報収集に一番執念を燃やしました。
もちろん手間も時間もかかりますし、おかしな求人に引っかからないよう情報を取捨選択するのも大変ですが、とにかくやれることは全部やりましょう。

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