【発達障害転職記①】ニート向けの就労サポートセンターで経歴の棚卸し

発達障害の診断を受けた精神科で、私は相談員の方に「障害者雇用に向けて本格的に動く前に一度キャリアサポートセンターに行ってみては?」と勧められました。
この「キャリアサポートセンター」とは、私が住んでいる県の委託事業として運営されている主にニート・引きこもりの就労を支援するNPO法人で、精神疾患等により就業期間にブランクのある人も受け入れているとのことでした。
私がその対象になるかどうかは微妙なところで、時間の都合もあって本格的に通ったりはしないことになりましたが、行ってみて良かったと感じる点がありました。

約束した当日、センターに行くと、理事をされているという男性の方が出迎えてくれました。
そこで私は、自分の現在の状況を説明するため、大学以降のこれまでの経歴について簡単に説明することになりました。
これは正直「ちょっとしんどくなるかな?」と自分では思っていたのですが、さすがに話を引き出すのが上手く、特に抵抗なくこれまでの就労経験や、会社を退職してからの生活について伝えることができました。

自分の「やってきたこと」や「できること」を言語化するこの「職務経験の棚卸し」と言われる作業、転職エージェントなどに登録して面談をしたりすると必ず行います。
転職の場合には、「面接の場でいかに自分の強みを伝えるか」「経験が足りない部分をどのように表現するか」といった対策とセットになるので、私はこの「自分がこれまで担当してきた仕事を順を追って話す」というのがあまり好きではありません。

ところが今回は「別に自分の弱い部分を知られても問題ない」という気持ちでいたためか、スルスルと話すことができました。
そして、これが疲れるどころか、思いがけず自分自身の思考を整理するのに繋がりました。

障害者手帳が取得できたとして、「今後どのように働きたいか?」「では、現実問題としてどれぐらいの時間なら働けそうか?」「その現実的な労働時間を実現するにはどのような選択肢があるか?」という内容はこれまで家族とも話してきました。
しかし、今回の理事さんはさすが引きこもりの方から話を聞き出すことを日常的にやっているだけあって、初対面にもかかわらずこれらの話を綺麗にまとめた形で言語化させてくれたので、結果として障害者就労への意欲が高まる形となりました。

地域によりますが、このような形で、対象を障害者に限定しない就労支援を行っているNPO法人は各地にあるようです。
もちろん当たり外れはあるのでしょうが、「障害者向けの就労移行支援までは必要としていないけど、ブランクの末の再就職に不安がある…」というような発達障害当事者の方は、一度こういうところに話を聞きに行ってみるのも選択肢のひとつだと感じました。

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タグ:障害者雇用

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