「オタクに優しいギャル」、実は昔からいた説

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5ヶ月近く更新ができていませんでしたが、体調不良とかではなく日常生活が忙しくなってしまっていました。そこそこ元気に生きております。
このブログの更新を定期的に確認いただいてる奇特な方への生存報告を兼ねて、今回は最近の出来事について書いておきたいと思います。
当方発達障害で障害者雇用、契約社員ではあるもののフルリモート(完全在宅勤務)という在り難い状況で働いているのですが、昨年末に初めてリアルに出社してきました。

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現在の就業状況

私は30代になってからの鬱症状の悪化による離職、そして発達障害(ASD)の診断による障害者手帳の取得を経て、現在は障害者雇用で働いています。
これまでの職歴がやや特殊だったもので、障害者枠での仕事探しには苦労しましたが、幸運にも過去のキャリアを活かせる仕事を見つけることができました。
しかも出社の必要がない完全在宅勤務です。

【※私の職探し遍歴は過去記事で詳細に書いています↓】

【完全在宅】DIエージェントで障害者雇用テレワークにたどり着くまでの全過程
コロナ禍もあって在宅勤務をはじめとするテレワークがかなり一般化したものの、今なお「障害者向けの在宅勤務の仕事」に関しては情報が多くないと感じます。 そこで、実際に障害者雇用かつフルリモート(完全在宅勤務)で働いている私が、「今の仕事を見つけ...

2020年の春から働き始めたので、もうすぐ丸3年になります。
近畿地方の某田舎の自宅から、リモートで東京の企業(わりとベンチャー気質の強い会社)で働いています。
給料は正直まあ障害者雇用なりですが、正社員登用を目指して頑張っているところです。

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初のリアル出社&総会への出席

その勤務先では、毎年年末に大会場での全社員総会と忘年会が実施されていました。
ただ、ちょうどコロナ禍のタイミングと重なったため、私が入社して以降は一度も年末総会が実施されていませんでした。

それが2年ぶりの開催となり、地方支社の社員や私も含め、交通費も宿泊費も出るとのこと。
当然、発達障害的には「サボりてぇ~」がかなり勝ちます。
新型コロナウイルス感染症もまだまだ予断を許しません。

しかし、私を採用してくれた上司は年末での退職が決まっており、同じ部署のメンバーともリアルでは一度も会ったことがなかったので、「一回ぐらいは顔を合わせて挨拶をしておきたい」という気持ちもありました。
また、正社員登用を目指す身分としては、あまり交流のない他部署の方に顔を売っておくのも重要です。
こうして年末の東京出張が決定しました。

この話は本記事のメインテーマではないので簡単にまとめますが、東京の綺麗なオフィスも、会場に移動しての総会・忘年会も心臓バクバクで緊張しっぱなしでした。
ですが、陽キャ集団みたいな会社だけあって皆さんアシストが上手で、なんとか顔を売りつつ無事に切り抜けることができました。
今までなかなか長期就労はできなかったのですが、今の会社ではなるべく長く働き続けたいと思っています。

※東京に行った証拠になる画像があまりなかったので、時間の合間に五反田で食ったラーメンの画像でも貼っておきます。

真鯛らーめん麺魚の真鯛ラーメンと豚山の小ラーメン(ニンニク)です。
東京は食い物が美味いなあ。

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「オタクに優しいギャル」の真実を考える

ここで本題です。
「何の脈絡があってそうなるんだ」と言われそうですが、今回の出張でふとタイトルのようなことを考えるに至りました。

これまでこのブログでは特に触れてこなかったのですが、実は今働いている会社には、高校で同級生だった女性が在籍しています。
仮にMさんとしますが、彼女は社内ではけっこうな古参で、上層部からの信頼も厚く、皆から頼られる存在として忙しく働いている様子でした。

別にMさんがバリバリの平成ギャルだったわけではないのですが、「高校生当時に岩陰のダンゴムシのような思春期を過ごした自分のような人間にとって、Mさん含むスクールカースト上層部キラキラ女子の一団は『ギャル』と形容するに十分なものである」というと何となくニュアンスが伝わるでしょうか。
ダンゴムシ的には「茶髪でルーズソックス履いてるグループの女子は全員ギャル」ぐらいの解像度です。
そして、そういうオタクにとって別にギャルは「手が届かない存在」とかそういう距離感の関係性ではないんですよね。そもそも住む層が違いすぎて交流がなかったんだよ。

私からすれば、入社した数日経った頃にMさんの存在に気付いた時の心情は「わっ!Mさんだ!(別に悪感情は一切ないが自分からコンタクトを取ったりはしない)」という感じでした。
そりゃそうでしょ、発達障害は相手の気持ちを考えるのが苦手ですが、それでもMさんだってこう思うだろうと想像します。
「働いてる会社に高校の同級生が中途で入社してきたっぽい!けど障害者雇用で有期契約社員!そんで発達障害を公表してる!どう触れていいのか分からない!

じゃあお互いノータッチでいるのが最適解では?
そうだそうだ、やっぱりコンタクトを試みたりしない方がいいよね!

世界は自分が考えていたのとは違った

ところが、そんなことを考えていた自分にMさんは社内チャットで「久しぶり!覚えてる?」と連絡をしてきてくれました。
そして、先に触れた年末の忘年会の席でも、同世代の社員メンバーに私のことをこともなげに「高校の同級生~」と紹介してくれました。
さらに、Mさんのとりなしで役員の方とも挨拶をさせていただくことができました。これは自分ひとりだったら絶対にできなかったことで、感謝感謝です。

さて、お分かりいただけたでしょうか。
Mさんにとっては、30代も半ばになって障害者となって再登場した自分など特段「どう触れていいのか分からない!」の域ではなく、少なくとも自分のことをダンゴムシではなく普通に人間として認識してくれていた。

これは一般的には当たり前のことなのでしょうが、私はかなり驚きました。
そして自分の思考を整理し、大きな勘違いに気付きました。
「住む層が違いすぎて交流がない」と思っていた前提自体が誤りだったのではないか?

冷静に考えたら当然のことですが、自分がダンゴムシ仲間だと思っていた中にもいろんなタイプがいました。
自分のようなテンプレ陰キャだけでなく、交友関係が広い奴、彼女持ち、そしてギャル含むカースト上位層から優しくされる羨ましい奴まで様々です。
そんな彼らはおそらく理解していたのでしょう。「同じ高校生なんだから『住む層が違い過ぎる』なんてことは別にない」と。

そんな中にあって、私は典型的な「非オタを下に見るオタク」でした。
なぜなら「非オタは全員オタクをバカにしていり、防御策としてはバカにし返すしかない」と思い込んでいたからです。
アラフォーにも近付いてようやく、あまりにも遅すぎますがようやく、その前提がそもそも誤っていたことを明確に理解しました。

オタクだからギャルから無視されていたのではなく、ギャルを内心バカにしていたからギャルから無視されていただけ。
当然の帰結です。
「オタクに優しいギャルなんて昔はいなかった」と思っていましたが、そんなわけがありません。

オタクに優しいギャルはずっと前から普通に存在する。
ただお前がギャルに優しくしてもらえるオタクじゃなかっただけ。

他責思考はなにもいいことがないな、と反省した話でした。

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