2018年2月中旬のある日、私は「大人の発達障害」の検査の5回目を受けました。
この日は、前回の4回目の検査で終わるはずが時間の都合で終わらなかった、MSPAの続きでした。
※注意:これから検査を受ける方がこのブログをご覧になる可能性を考慮し、検査結果に影響しないよう、検査の内容は大体の雰囲気が伝わる程度にしか書いていませんが、概要であっても知りたくない場合は閲覧をお控えください。
また、病院によって実施する検査の種類が異なる場合があることにもご注意ください。
検査5日目 MSPA
MSPAとは、発達障害の特性を評価するための心理検査です。
以前母に書いてもらった事前アンケートを見ながら、幼少期のことについて色々な質問をされました。

苦手な音やにおい、感触等がなかったか。
文章を読むのに困ったことはないか。
授業中に歩き回ったり、ペン回しをずっとしていた等の行動はなかったか。
他にも色々聞かれましたが、小さい頃のことを思い出して、しかも人に話すと、私は強烈に精神力を削られます。
この日は1時間程度で終了しましたが、疲れてへとへとになってしまいました。
ともあれ、これで全ての検査が終了しました。
検査終了後の感想
臨床心理士さんから「お疲れ様でした。どうでしたか?」と聞かれたのですが、思い返せば私は、発達障害の検査を受けようと決意した時点で、まだ「会社員としてがんばって働かなくてはならない」という気持ちでした。
もし何らかの障害の診断がつけば、精神障害者として障害者雇用の道があるかもしれないし、診断がつかなかったとしても、自分が何が苦手なのか、何に気をつけて生きればいいのかを知ることはできる。
このような考えで検査を受けたのです。
しかし、この検査終了時点で、3社目にしてやっと入社した好待遇の上場企業で2回も休職してしまい、さらに妻の申し出に甘える形で退職を決意したという状況になっていました。
当初とは大きく状況が変わってしまったことを改めて実感した私は、「果たして何のために検査を受けたのか分からなくなってしまいました」と本音を漏らしました。
すると心理士さんはこう言いました。
「検査の途中で状況が変わる方もいらっしゃいます。それでも、検査を受けたことはきっと何かの役に立つと思います。まだこれから人生長いですし、何があるか分かりません。実際仕事をやめて主夫になるとは思ってもみなかったわけですよね?自分の説明書が手に入ることには大きな意味があると思いますよ。」
自分の説明書。
そうだ、自分はそれが欲しかったのだ、というのを思い出し、ひとまずは現在の状況を受け入れることにしました。
こうして検査は終了したのですが、結果がもらえるのは、予約の都合もあって1ヶ月後になってしまいました。
何か診断がつくのか、それとも何もないのか、とにかく自分の正体が知りたくて受けた検査です。
私は結果が出るまでに、やるべきことを一つずつ片付けることにしました。
↓検査の結果はこちら

【発達障害検査に関する記事はこちらから】
→カテゴリー:私の発達障害検査の話
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