スポンサーリンク

【返済ストップ】奨学金の返還期限猶予申請の手続き方法と所要期間

当サイトは広告収益によって運営しており、ページ内のリンクにアフィリエイト広告を含みます。

私は2018年の2月末で正社員の仕事をやめ、収入が激減しました。
退職後しばらくは、無理して大学時代の奨学金の返済を続けていましたが、それも限界になり、奨学金の返還期限の猶予を申請し、承認されました。
今回は、私が返還期限猶予の申請をするに至った流れや、その手続き方法を書いておこうと思います。

スポンサーリンク

奨学金の返還額

私が支給を受けていた奨学金は、最も定番と言っていいであろう日本学生支援機構のものです。
(私が申し込んだときはまだ「日本育英会」でした。)

私の実家は自営業で、経済的にあまり安定していなかったこともあってか、無利息の第一種奨学金を借りられていました。
とはいえ、退職時点での返還残高は、まだ100万円ほど残っていました。
月の返還額は13,600円で、会社員時代ならまだしも、現在のアルバイトの身ではなかなか苦しい金額です。

スポンサーリンク

手続きの難しさ

しかし、会社を辞めてメンタル面が多少回復したとはいえ、まだまだ鬱状態が残っていた私にとって学生支援機構のウェブサイトはかなり不親切なものでした。
というのも、奨学金関連の届出や手続きができる奨学金利用者用のサイト「スカラネット・パーソナル」での手続きは、鬱で思考力・判断力が低下している状態の私にはハードルが高かったのです。

奨学金の返還が困難となった場合の手続きには、返還免除・減額返還・返還期限猶予という3種類があります。
返還免除は、文字通り「まだ完済していない金額の全部又は一部を返還しなくてよくなる」というものですが、「死亡、または身体の障害による労働能力の喪失」という厳しい条件があります。
減額返還は、「一定期間返済額を減額してもらえる」というものですが、月々の返済額が減るだけで、実際の返済総額が減るわけではありません。

そこで私は、返還期限猶予の手続きをしようと考えました。
これも返済総額は減らないものの、返済を一時的に停止し、先送りにすることができます。

ですが、この返還期限猶予、なぜかスカラネット・パーソナルを使ってWEB上で手続きを完結することができません。
用紙がダウンロードできるだけです。
この時の私の精神状態では、「自分の手続きに合った用紙を選んでダウンロードし、記入例を見ながら申請書を書き上げ、郵送する」ということが全くできなかったため、「貯金を切り崩して奨学金を返済しよう、最悪の場合は滞納するしかない」という一番ダメな選択をしてしまいました。

スポンサーリンク

電話相談、そしてギリギリで手続き完了

ところが、7月下旬のことです。
奨学金や光熱費のために一定額をまとめて入れてあった銀行口座を確認したところ、既に残高がほとんどないことに気付きました。
この時点である程度の思考力を取り戻していた私は「これはまずい」と考え、相談のため学生支援機構のウェブサイトに載っている奨学金返還相談センターという電話番号に電話してみることにしました。

電話に出てくれた方は、私の現在の状況を聞き取った上で、「それならやはり返還期限猶予がいいだろう」「退職後6ヶ月以上経過しているので、願出の事由は失業中ではなく経済困難になる」等、細かく教えてくれました。
そして、必要書類は郵送で送るので早急に記入して送るように、と言われました。

その書類が届いたのが、電話してから約1週間後。
すぐに役所に添付書類として必要な所得証明を取りに行き、「できるだけ早い時期からの猶予を希望する」という内容で届出用紙に記入したうえ急いで返送したところ、そこから2週間ほどで無事「奨学金返還期限猶予承認通知」が届きました。
これで、今月分の2018年8月の返済から、1年後の2019年7月まで一旦ストップしてもらえることになりました。

手続き全体で1ヶ月もかからず、「思ったよりスムーズに進んだな」という感じです。
ただし、これはかなりラッキーだったようで、通常は2ヶ月程度かかるとされているので、手続きはなるべく早く行うべきでしょう。

私のような場合に限らず、失業してしまったときは物事を考える余裕がなくなりますし、こういうことは後回しにしてしまいがちですが、この時代でもネットで調べるより電話で聞いたほうが早いことはあります。
このブログ記事を読んでくださっている方は、手続き方法や書類の書き方を調べるために検索していた方が多いのではないかと思うのですが、奨学金の返済で困ったことがあれば、ネットで情報を検索するより電話するのが一番の近道だと感じました。
用紙を送ってもらえば記入例も同封されていますし、書き方が分からければまた電話で質問することも可能です。

支出を抑えることは生き延びることに直結します。
返還の意思があるのであれば、延滞になってしまう前に一度電話してみることをおすすめします。

【追記】翌年の話。1ヶ月半ほどかかりました。

【2年目】奨学金の返還期限猶予、2回目の手続きで書いた内容
私は現在、経済困難を理由として奨学金の返還猶予を受けています。 「返済総額は変わらないが、一時的に返済をストップしてもらっている」という状況です。 その猶予期間は今年の7月分までだったのですが、5月中旬のある日、日本学生支援機構から「奨学金...

コメント

タイトルとURLをコピーしました