発達障害の過去話・社会人編③ 2度目の転職、失敗。

2社目の会社で難易度の高い仕事を任されるようになった私は、次男が産まれたこともあり、求められる仕事のレベルに対する給料の安さが気になり始めました。
そこで、「初めての転職では妥協したが、今の職歴ならもっと条件のよい会社に転職できるはずだ」と考え、2回目の転職活動に手を出しました。
この時、私は32歳目前になっていました。

1回目の転職と同じく、転職活動には転職エージェントを利用。
そして、前回と同じ某最大手エージェント経由で、インフラ系の製造メーカーから採用されることに成功しました。
この3社目となる会社は、超大手の有名企業ではないものの、全国に事業所を持つ上場企業で、年収は大幅アップ、さらに主任の肩書きも付きました。

【実際に利用した本気の感想】転職エージェント5社の経験談

ところが、この会社で想定外のことが起こります。
私のこれまでの職務経験は、基本的に総務のなかでも什器備品や不動産に関わる、「物」に関する業務でした。
しかし、この3社目で担当することになったのは「社員向けサービスや社内研修の運用」といった人事系の業務で、よりによって一番苦手な対人メインの仕事を担当するはめになったのです。

いくらなんでも入社早々にへこたれるわけにはいかないので、なんとか耐えながら日々の業務をこなしていく日々。
しかし、やはり私は苦手な対人仕事に適応できないような状態に陥ってしまいます。

私は、基本的に「物事に優先順位をつける」あるいは「マルチタスクで複数の業務を同時進行する」ということが不得意です。
社用車の契約管理や自社ビル管理等、「物」に関する仕事をしていたときは、手帳にあらゆる仕事のスケジュールや納期を書き込んで常に確認することで、どうにか仕事を回すことができていました。

ところが、「人」に直結する仕事になると、それすらできなくなってしまうのです。
私は以前からこの不得意に悩まされてきましたが、会社の規模が大きいぶん関係者の数も桁違いに多く、仕事をすればするほど混乱が深まるという悪循環でした。

それだけでなく、単純に社員の数が多いことも大きなストレスでした。
以前いた会社では、総務の部署のメンバーは5~6人、同じフロアにいる全員をあわせても20人程度だったのが、この会社では総務だけで10人以上、同じフロアには50人近い社員が在席。
この環境の違いのせいか、私は半年経っても、同じ部署のメンバーでさえ顔と名前を完全に一致させることができませんでした。

人の顔と名前を一致させるのが非常に苦手な私も、さすがに直属の上司や同じ業務を担当している先輩は覚えられます。
しかし、事務担当の女性2人(顔も髪型も全然違う)の区別が全くつかず、話しかけるたびに座席表で名前を確認する始末でした。

こうして私はストレスで完全にダウンしてしまい、「終わったと思っていた仕事が手付かず」「何日も前に送ったつもりのメールが下書き保存状態」といった、思い違いでは済まされないようなミスを連発するようになります。
さらに、朝になると体調が悪くなり、腹痛と吐き気で動けず、当日に休むということが続いたため、入社半年ほどで上司から休職をすすめられてしまいました。

しかし、この時私は自宅近くのGクリニック(前の会社で一度通院した病院)に再度通院するのですが、ここで「何だこの病院は」と思うようなことが起こってしまいました。

1ヶ月休んだ時点で、私はある程度体調を回復し、上司に復帰したい旨を伝えました。
すると、上司からは「復帰の可否の確認を兼ねて診察に同席し、主治医と直接話したい」と言われました。
別にこれ自体はよく聞く話ですし、私自身も問題ないと考えていました。

ところが、Gクリニックでその旨を相談したところ、医師は不機嫌そうにこう言い放ちました。
「上司さんがどうしてもと言うなら勝手に来ればいいが、あなたの復帰の参考になるようなことは何もない。あなたに仕できると言われたらそのとおりに診断書を書くし、まだしんどいと言えば引き続き療養が必要だという診断書を書く。それは患者が決めることであって、医者の私が判断することではない」と。
正直、唖然としました。ダメな精神科医ってこういう奴のことを言うのか。

結局このときの「あなたが自分で元気になったと思うんなら元気になってるんでしょ」という所見は大間違いで、私はこのあと再度ダウンするはめになります。
私はこの経験により、「病院が合わないと思ったら多少遠くても転院した方がいい場合もあるんだな」と痛感しました。
自分に合う病院を探すのは大変ですが、そこで妥協すると、結局自分自身が苦しむことになるのです。

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発達障害の過去話・社会人編④ 繰り返す休職、そして転院

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カテゴリー:会社員時代の話

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