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私が「発達障害」をネタにブログを始めた理由

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私は以前、「大人の発達障害」や「発達障害グレーゾーン」、「二次障害」、「鬱病」といったキーワードで頻繁にネット検索をしていました。
そして、当事者の方のブログなどを読むことで、自分の考えを整理することができました。
「その整理した考えや自身の経験が、今度は誰かの役に立つかもしれない」と考えて始めたのがこのブログです。

【※本記事は適宜修正しており、ブログ開設時の状況とは異なる部分があります。】
簡単な自己紹介をさせていただくと、私は近畿地方に住む男性です。
年齢は30代、妻と2人の息子の4人暮らしです。

2018年1月に発達障害の検査を受けた結果、自閉症スペクトラム(ASD、少し前の呼び方で言うところのアスペルガー)のグレーゾーンであると言われました。
その後、2019年4月に別の病院で再度検査を受け、最終的には「グレーゾーンではないASD」との診断が下り、2019年末に精神障害者保健福祉手帳(精神障害者手帳)3級を取得しました。
そして、2020年5月からは障害者雇用で働いています。

私が自分自身のことを「いわゆる大人の発達障害なのではないか?」と考えるようになったのは、30歳を過ぎたぐらいの頃のことです。
そして、実際に受けた発達障害検査や、私の息子が持っている発達障害特性、その他日常的な雑記も含め、「自分用のメモとして記録しておこう、もしかするとそれが誰かの役に立つかもしれない」と考え、ブログで文章化してみることにしたのです。

発達障害とは何か?という点については、既にたくさんの情報が出回っているので、ここでは省略します。
実際、「発達障害」という言葉そのものは広く知られるようになってきました。
ですが、児童の発達障害についてはある程度理解が広がっているものの、「大人の発達障害」となると、ようやくその実態が社会的に知られるようになってきた段階なのではないかと思います。

また、専門医による検査を経て「大人の発達障害」と分かっても、必ず社会福祉に頼れるようになるわけではありません。
正式な診断により、障害者手帳の取得が可能となる人もいる一方で、発達障害傾向はあるものの手帳取得が必要なレベルとはみなされない、いわゆる「発達障害グレーゾーン」と言われてしまうケースもあります。
私も最初はこのグレーゾーンと診断されたため、障害者手帳を取得する、という選択肢にはたどり着けませんでした。

障害者手帳を取得できれば、「障害者雇用で働く」という選択肢もあります。
2018年から、企業に義務付けられた障害者の法定雇用率が引き上げられ、その「障害者」に精神障害者も含まれるようになったので、手帳持ちの発達障害者には追い風といえる状況です。
企業にとってダイバーシティ(多様な人材を活用すること)の推進は大きなテーマですし、「大人の発達障害」という言葉の認知度も上がってきているので、社会的な受け皿は徐々にできつつあると言えるでしょう。

しかし、発達障害グレーゾーンや、「どうして自分は誰にでもできることがこんなに苦手なんだろう?」「もしかしたら自分は発達障害かも、でもどうしたらいいのか分からない」という、自覚はあるものの検査を受ける機会がなかった人にとっては、公的な社会保障は何も無く、依然として生き辛い世の中です。
私自身も長い間、どうやって生きていくか試行錯誤を続けてきました。

このブログでは、私が発達障害を自覚し、専門医で検査を受けるまでの経緯や、自分自身や家族に起こった出来事、ついでに日常的なことについても綴っています。
自分の経験を紹介することで、少しでも誰かの役に立てばいいな、と思います。

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