【発達障害】6歳の長男を初めて歯医者に連れて行った話

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広汎性発達障害の長男は6歳、幼稚園の年長です。
だいたい6歳にもなれば、頑張れば歯医者は行けるものかなあと思いますが、「これは絶対歯医者に連れて行かねば!」という機会がなかったこともあり、うちの長男は先日まで歯医者未経験のままでした。
が、今回乳歯の生え変わりに伴い、はじめての歯医者に行ってきました。

長男ですが、今年の7月になったころ、下の前歯に初めての永久歯が顔をのぞかせました。
が、その永久歯、乳歯の裏側からニョキッと生えてきました。
歯が二重に並んでいるような感じです。

これは「二重歯列」と呼ばれており、珍しいものではないようですが、基本的には乳歯を抜いてしまうことが推奨されるようです。
しかし、この時は並んで生えていた乳歯(写真手前側)が7月下旬にはグラグラし始め、ほどなくして何もすることなく綺麗に抜けましたので、歯医者にかかることはなかったのです。

その後、今度は隣の下前歯がまたしても重なって生えてきました。
私と妻は「これも同じように抜けるかな」と考え、歯磨きの磨き残しに注意しつつ、経過を観察していました。
こちらの写真の通り、この時点で先に生えた永久歯は適切な位置に動いてきており、次の永久歯も大丈夫かな?と考えてしまったのです。

ところが、どうも2本目のこちらはなかなか抜ける気配がありません。
そこでいよいよ歯医者か…と考えるようになりました。

そんなある日、朝ごはんにトーストをかじっていた長男が、「歯が抜けた!」と言いました。
しかし、「二重に並んでた下の歯が抜けたのか、よかったよかった」と思って口の中を見ても、下の前歯は抜けたどころかグラグラしている気配すらありません。
そう、この時出血した歯はノーマークだった上の前歯だったのです。

この時点で出血した上の前歯は、抜けそうではあるものの、まだ肉がくっついてグラグラしている状態。
素人が引っこ抜いていいものとも思えず、私は自分が通っている近所の歯医者に電話しました。
経緯を説明すると、幸いにも当日診てもらえることになりました。

となれば、長男をなだめすかしてその気にさせてやらないといけません。
長男の特性として、「想定外の出来事が苦手」ではあるものの、「十分に事前情報を与えれば初めての場所や初対面の相手でも大きな問題はない」という点が挙げられます。
何もせずに歯医者に連れて行ってしまえば、パニックになって泣き叫んでしまうことは間違いありません。

そこで私は、歯科医院で発生する出来事を思いつく限りシミュレートしました。

・いつも行ってる病院といっしょ。お名前を呼ばれたら中に入って座ります。
・座ったらいすがウイーンと後ろに倒れます。ベッドといっしょ。上を向いて寝ます。
・お顔にタオルか何かを乗せて目隠しをします。お父さんもずっと横にいるから大丈夫。
・お口を開けます。あーん。10秒ぐらい閉じずにずっと開けっぱなしにすること。

これをひたすら練習しまくったうえで歯科医院に向かいました。

そしていざ歯医者さん。
不安そうな顔で診察台に座った長男ですが、朗らかな感じの女性の先生が上手くのせてくれ、事前の練習の甲斐もあって、しっかり上を向いて口を開けることができました。
加えて、ある程度想定通りに進んだこともあってか、レントゲンの撮影(これは私が事前に予測できていなかった)にも頑張って耐えることができ、抜歯も先生が一瞬で済ませてくれたので、無事最後まで診察を終えることができました。

で、これ私は全然知らなかったんですが、最近の歯医者さんでは診察を済ませた子供のためにガチャガチャの機械が置いてあるんですね。
診察が終わるとメダルを1枚貰うことができ、ガチャを1回まわせるというシステム。
中身はよく病院でもらえるシールとかですが、長男はこれがえらく嬉しかったようで、「また歯医者さん来る!」と言っていました。

事前に調べたうえで、こういうのが置いてある医院を選ぶのもアリかもしれません。
しっかり褒めてあげたことも手伝ってか、次回の診察にも抵抗がなくなったようで良かったです。

ただ、問題なのが並んで生えたままの下の歯。
これはやはり早めに乳歯を抜いたほうがいいらしく、放置すると永久歯が変な場所に生えたままになってしまうかもしれない、とのことでした。
この抜歯には麻酔が必要かも、とのことでやや不安ですが、今回の勢いに乗って上手くいけばいいなと思っています。

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