クラウドワークスがタスク案件の最低作業単価を設定。自浄作用に期待

私はこれまで、約4ヶ月に渡ってクラウドワークスを利用してきました。
色々と文句を言いたいことはあるのですが、そのひとつに「簡単なアンケートと称して大量の広告をベタベタ貼り付けた外部サイトに誘導し、誤クリックによる広告収益で稼いでいる輩がいる」というものがあります。
しかし、昨日2018年11月7日、クラウドワークスがこの問題に対処することを公式に表明しました。

クラウドワークスとは、仕事を募集するクライアントと、主に在宅で仕事がしたいワーカーを仲介するサイトです。
登録は無料で、データ入力やウェブ記事の執筆など、いろいろな仕事が募集されています。
【クラウドワークス公式サイトはこちら】

以前、というかつい先日まで、クラウドワークスには「1分でできます!」などと言って簡単なアンケートに答えさせる、報酬1円の仕事が大量に存在しました。
これはどういうものかというと、「リンゴと梨、どっちが好きですか?」「犬派ですか?猫派ですか?」というような、ごく単純な質問に選択式で答えるだけ、というものです。
1円とはいえ、アンケートサイトでもらえるポイントもそんなもんだし、統計データとして何かの役に立ってるのかな?と思っている人もいたかもしれません。

しかし、その実態は完全に誤クリック狙いの悪質なものでした。
広告バナーを大量に貼り付けたうえ、その広告と広告の間にある小さな選択肢をクリックしなければ次のページに進めないような構成のサイトで作業をさせられるのです。

しかもそこに載っているのは「続きはこちら!」とか「あなたのパソコンが危険な状態です!今すぐここをクリック」とかデカデカと書いてある系の、ネットリテラシーの低い人が見たら勘違いしてしまいそうな広告が多く、この作業依頼を出しているクライアントは広告クリックによる収益を相当稼いでいるんだろうな、と感じていました。
コンピューターウイルスの危険性さえあったかもしれません。

で、これはやっぱりクラウドワークスの規約違反だったようです。
今回発表された内容によると、「1件あたりの作業単価が1円〜4円に設定されているタスク形式の仕事のうち、約6割において違反行為が行われていた」とのこと。
具体的な違反内容は、要約すると以下のようなものでした。

・「大量の広告バナーが表示されている外部サイトへ誘導し、誤クリックによるクリック収入を得るような仕事」
・「直接契約を前提とした、連絡先を取得するための仕事」
・「検索事業者の提供するサイトの検索結果や閲覧数などを操作するような仕事」

他にも、「会員登録を行わせ、アフィリエイトなどを得ることを目的とした仕事」も規約違反の例として挙げられていました。
ということは、前に私が受託してしまった「覆面調査として脱毛クリニックの無料カウンセリングに申し込み、その感想を提出する案件」も規約違反だったわけです。

どういうことかというと、「覆面調査員を募集します!」と言っていたクライアントは、自分のブログの「脱毛クリニック徹底比較!」みたいな記事に貼り付けたアフィリエイト広告を経由して、ワーカーに初回無料のカウンセリングを申し込ませます。
これにより、クライアントにはアフィリエイト報酬が入り、ワーカーにその一部を報酬として支払っていたわけです。
ところが、覆面調査(嘘)に入られたクリニックはアフィリエイト報酬を支払わなければならないうえ、契約する意思の全くない無料カウンセリングに時間を取られただけで、新規顧客の獲得には繋がらないのです。

これはもはや、アフィリエイトという仕組みの根幹を揺るがす悪事と言えるでしょう。
それと気付かずに受注してしまったことには罪悪感がありますし、今後もう二度とやらないと思います。

というわけで、今回クラウドワークスでは、実験的に年内いっぱい、タスク形式の仕事の最低単価が5円に設定されました。【追記:2018年12月26日、この施策の継続がアナウンスされました。】
今ざっと確認してみたところ、上記のようなアンケート案件が新たに募集されているのはさすがに見当たりません。
クラウドワークスはあまり積極的に使うことはしないつもりでいましたが、悪質なクライアントを排除できれば作業単価も上がるかもしれませんし、今後もちょこちょこ覗くようにはしたいと思います。

と思ったら詐欺まがいの案件に巻き込まれた話はこちら↓

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カテゴリー:在宅ワークの話

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