【PAC FABRIC DYE】色落ちした黒のテーラードジャケットを自分で染め直し

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10年近く前にBEAMSで購入した黒のテーラードジャケットがあるのですが、何故か購入してそれほど経たないうちからどんどん色褪せてしまい、ほとんど着なくなってしまいました。
妻が選んでくれたものなので捨てるのも忍びなく感じていたので、今回はそのジャケットをDIYで染め直してみました。

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染色前の状態

まずこちらが染め直す前の全体像です。
撮影に失敗して白飛びしたように見えるかもしれませんが、本当にこんな色です。

元々は真っ黒だったのですが、写真のように全体的に色が薄く、白っぽくなっています。
先日久々に着用し、「もう捨てるしかないかな」と脱いだまましばらく放置していたためにシワになっていますが、その点を差し引いても全体的にみすぼらしいのは否めません。

綿97%・ポリウレタン3%という珍しくもない生地ですが、着始めの頃から、クリーニング・家庭洗濯問わず洗うたびに色が薄くなります。
これではさすがに出かけには着れないです。
で、黒染めに関しては、昔やってみようと思った時にはダイロンぐらいしか選択肢がなかったのですが、久々に服の染め直しについて調べてみると、日本製の「PAC FABRIC DYE」というのが出ているのを知ったので、今回はそれを使ってみることにします。

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PAC FABRIC DYEについて

染料というのは基本的にそういうものですが、化学繊維は染められません。
また、どうやら店舗販売はされておらず、通販のみのようで、公式のオンラインショップのほか、Amazonにも出店しています。
それ以外の楽天などのECサイトには妙に価格が上乗せされたものもあるので、公式かAmazonで買うのが良いでしょう。

私は今回、公式通販サイトよりAmazonのほうが送料込みの金額が安くなったのでAmazon経由で買いました。
購入したのは、黒の染め直し専用の染料である「BACK TO BLACK」です。
黒くない生地を真っ黒に染める用のSUPER BLACKは別商品で、少し高いこともあり、今回はこのBACK TO BLACKにしてみました。

各通販サイトの価格はこちらからチェック↓

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必要な道具と注意点

公式サイトに染め方や必要な道具が載っているのですが、私は最初「家にあるものは別に追加で買わなくていいや」と考えて後から追加の買い物をしに行くはめになったので、事前に以下のものを染める作業専用に用意する必要があります。
だいたいのものはダイソー等の100均で揃うでしょうが、いくつか注意点があります。

・ボウル(大きめ)

最初に染料をお湯で溶かすのに使うので、料理に使う台所のボウルは使わないほうがいいでしょう。
500ccの水を入れても十分に余裕がある、大きめのものがいいです。
今回使ったのは100均のワッツで適当に買ったプラスチック製のものでしたが、注ぎ口があって結果的に使いやすかったです。

・割りばし

ボウルの中で染料の粉を溶かすのに使います。
これまた調理に使う泡立て器などを使うのは避けるべきでしょう。
割りばしに限らず、使い捨てできる棒であればいいと思います。

・バケツ(10リットル程度目安)

染め作業には合計6.5リットルのお湯を使います。
よくあるサイズの洗面器などでは全く足りないので、最低でも8リットル以上、できれば10リットルは入る容器を用意しましょう。

ダイソーで8リットルバケツが100円、10リットルバケツは300円だったので、私はケチって8リットルのものを購入したのですが、それでもかき混ぜるのに手を突っ込む余裕があまりなかったので、もっと大きい方が確実に作業はしやすいです。
また、内側に「何リットル」という線が入っているようなものがあれば、わざわざ水を計量する必要がなくなるので楽だと思います。

・ゴム手袋

手首までの使い捨てのものではなく、腕をすっぽり覆う長いゴム手袋を用意しましょう。
これはダイソーで200円でした。

・塩(300g)

染料1パックに対し、塩が300g必要です。
これは台所にストックがあったので、重さをはかりで量って使いました(スーパーで普通に売っている、1kgで100円とかの安い塩です)。
なお、公式通販サイトからであれば(やや割高ですが)計量済みの塩のセット販売もしていますので、家で料理をしない人は合わせて購入するのがよいでしょう。

あとはお湯と洗濯洗剤、そして塩を入れておく容器があればOKです。
また、お湯の準備や染料の飛び散り等考えると、服を脱いで風呂場で作業するのがベストだと思います(真夏や真冬は避けた方がいいでしょうが)。
ちなみに、床についた染料はカビキラー等で簡単に取れましたが、事後の掃除もなるべくすぐに行った方がいいでしょう。

なお、基本的に私は「実際の作業手順なんか公式サイトに書いてあれば個人ブログで細かく書く必要ねえだろ」派なので、詳しい使い方はさっき貼ったリンク先の公式サイトを見てくださいという感じなのですが、最初に洗濯をしないといけない(染める布地が濡れた状態で作業開始)というのはちょっと見落としてしまいそうなので気を付けましょう。

結果

というわけで細かいことはすっ飛ばして結果です。

背景の色味からわかる通り、最初の写真とやや明るさが違いますが、実際の見た目と極力同じ色味になるように撮りました。
色調や明るさを事後にいじることはしていません。
画像を合成してビフォーアフターを比較するとこんな感じ。

かなり良くはなったんですが、正直「30点が70点になったかな」ぐらいの感じであることは否めません。
ケチらずSUPER BLACKにしとくべきだったかも、とも思いましたが、どうも染まりきらないというかこの生地自体がアイロンをかけるとまた白っぽくなってしまうので、3%のポリウレタンが悪さをしているか、元々このジャケット自体がさほど良いものでもなかったのかもしれません。
とりあえず作業の手順は分かったので、また何か染めたいものが出てきたら懲りずにやってみようと思います。

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