【完全網羅】「ダンベル何キロ持てる?」と「ケンガンアシュラ」「ケンガンオメガ」の関係

個人的に以前から読んでいた筋トレ漫画、「ダンベル何キロ持てる?」がアニメ化され、話題になっています。
しかし、その関連作品が共有する世界観についてちょっと検索してみると、ちゃんと読んでる人が書いたであろう情報がネット上に全然なくて腹が立つ(流行りものに飛びついているだけのブログは明らかに原作もアニメも見ていない!)ので、読者としてまとめてみます。
全部合わせて読むと細かいネタが理解できて面白いので、アニメから入った人にもぜひ原作漫画や各関連作品を読んでみていただければと思います。

・関連する各作品の紹介

今回紹介する作品について、原作はいずれもサンドロビッチ・ヤバ子が担当しています。
長年に渡り更新が続いているWEB漫画「求道の拳」の作者です。

そのサンドロビッチ・ヤバ子の商業デビュー作となったのが、作画のだろめおんとコンビを組んだ「ケンガンアシュラ」です。
裏社会の格闘仕合である「拳願仕合」を舞台とする格闘技マンガで、小学館のWEBコミックサイト「裏サンデー」および公式無料アプリ「マンガワン」で、2012年~2018年にかけて連載されました。

私はこれが大好きで、連載開始当初からリアルタイムでずっと読んでいました。
2019年からは、続編の「ケンガンオメガ」の連載もスタートしています。

そして、サンドロビッチ・ヤバ子が原作を務めるもう一つの作品が、今回アニメ化された「ダンベル何キロ持てる?」です。
こちらは2016年に連載がスタートし、作画はMAAMが担当しています。

これらの作品は、「求道の拳」を含めて世界観が共有されており、中でもギャグ色の強い「ダンベル何キロ持てる?」には各作品を読んでいないとわからない小ネタが散りばめられているのです。
代表的なものを紹介してみたいと思います。

・皇桜女学院

「ダンベル何キロ持てる?」作中で、主人公の紗倉 ひびきをはじめとする主要キャラクターたちが通う高校が「皇桜女学院」です。
こちらは「ケンガンアシュラ」にも登場した皇桜学園グループを母体とする女子高です。

皇桜学園の理事長である奏流院 紫音は、メインキャラの一人である奏流院 朱美の姉。
朱美の筋肉フェチは姉の紫音譲りだったりしますが、その紫音は「ケンガンアシュラ」に拳願会員として登場しており、主人公サイドとの絡みも多い役割でした。

そして、11話や28話で登場する筋トレ指導書「筋肉で読め!部位別トレーニング辞典」の著者が、「ケンガンアシュラ」で皇桜学園の元闘技者だった小津 俊夫です。
闘技者選考で桐生 刹那に敗れてしまった彼ですが、その本来の肩書は皇桜女子大学の准教授なのです。

また、本の帯にはなんと「求道の拳」の主人公である池内 面太郎による「この本は、読むプロテインだ!」という絶賛コメントが寄せられています。
ちなみに、面太郎も皇桜女子大学で職員として働いていたことが「求道の拳」作中で語られています。

・光栄ボクシングジム

皇桜女学院の生徒で「ダンベル何キロ持てる?」のメインキャラの一人、上原 彩也香の実家が光栄ボクシングジム。
5話で「世界チャンピオンも在籍している」という説明とともに描かれた壁にはチャンピオンの写真が並んでおり、そこには「求道の拳」に登場する真備 覇楽や、「ケンガンアシュラ」「ケンガンオメガ」の人気キャラクターであるガオラン・ウォンサワットの名前も。
ガオランは後述の通り、その後もちょくちょく登場します。

・呉一族

「ケンガンアシュラ」「ケンガンオメガ」に登場する暗殺者の一族。
1300年に及ぶ品種改良により、あらゆる身体機能が並の人類を超越しており、瞳の黒目と白目が逆転した異様な見た目が特徴です。

実は皇桜女学院の呉 夜叉先生、普段は糸目で分かりませんが、時折こっそり目を開けるシーンでは完全に眼が呉一族です。
なんと彼女、「ケンガンアシュラ」で主人公の十鬼蛇 王馬に熱烈な求愛を仕掛ける呉 迦楼羅のお母さん(すなわち恵利央の孫!)です。

第68話で大人女子メンバーが鍋パーティを行った際、夜叉は「家族優先」ということでパーティには参加せず家にいるのですが、その食卓を囲む中に制服を着た迦楼羅らしきシルエットが見えます。この家族は第93話でも登場しました。
夫婦と子供2人の4人家族のようで、残る2人もいずれ「ケンガンオメガ」に出てくるのでしょうか?
その他、第75話では修学旅行先の京都で「親戚の集まり」に参加したことが語られるのですが、そこには見覚えのある呉一族のシルエットが大量に…

【追記】
と思っていたらまさかの「ケンガンオメガ」第55話、関西某所にある「呉の里」での呉一族の集まりにしれっと夜叉先生が登場!
これこそがその「親戚の集まり」だったようで、夫「半次郎」(婿養子)、そして息子の「沙楼羅」という名前も唐突に判明しました。

・豊田 忠勝と豊田 出光

第57話〜58話の肝試し回で初登場した戦国武将の霊、豊田 忠勝
実は彼、ケンガンオメガから登場した「日本一の資産家」こと豊田 出光のご先祖様です。

豊田出光といえば、「拳願会」と並ぶ規模を誇る裏格闘技団体「煉獄」の代表。
その出光が「最強の武将だったにもかかわらず、味方の裏切りで命を落としたご先祖様」と語った忠勝が、完全にギャグキャラ扱いなのは驚きです。(いいのか?)

この他にも、「求道の拳」「ケンガンアシュラ」「ケンガンオメガ」各作品で重要な役割を果たす暮石 光世が表の顔である柔道整復師として登場する第21話など、多くの関連キャラクターが特に細かい説明もなくしれっと登場します。
中でも個人的に一番面白かったのは、ひびきと朱美がアメリカに行く第35話で、ボディビル大会が行われるハリウッドまで乗せてくれた車を運転しているのが拳願仕合闘技者のアダム・ダッドリーだったこと。
このシーンに限らず、名前の表記もなく1コマだけの登場だったりするので、散りばめられたネタを見逃してしまうこともあります。

【随時追記】関連作品ネタまとめ

・5話 ガオラン・ウォンサワット、真備覇楽 / 光栄ボクシングジムの壁に写真が飾られている。
・11話 奏流院紫音 / 朱美の家族の説明で登場。
・11話 小津俊夫 / 「筋肉で読め!部位別トレーニング辞典」に登場。
・2巻おまけ4コマ 氷室涼 / バー「大宇宙」のバーテンダーとして街雄鳴造にプロテインを出す。
・20話 関林ジュン / ジーナが聞いた「日本のあるプロレスラーの話」に目線入りで登場。
・20話 奏流院紫音 / 皇桜女学院理事長として登場。
・21話 暮石光世 / 立花先生が通う暮石整骨院の院長として登場。
・26話 モッキー / 栃木ディスティニーランドのマスコットキャラ。中身はやはり根津マサミ?
・28話 小津俊夫 / 「筋肉で読め!部位別トレーニング辞典」に登場。
・35話 アダム・ダッドリー / ハリウッドまでひびきたちを車に乗せてくれた。
・38話 ガオラン・ウォンサワット / 世界チャンピオン公開練習のチラシに載っている。
・39話 室淵剛三 / 「あるアスリートが実際に行っていた緊張解消法」(漸進的筋弛緩法)の説明に目線入りで登場。
・5巻おまけ 十鬼蛇王馬 / 大食い大会の決勝戦でひびきと対戦、引き分け。(※同じエピソードの王馬視点はケンガンアシュラ26巻のおまけに収録)
・56話 ガオラン・ウォンサワット / 光栄ボクシングジム所属のボクサーとして登場。
・60話 ガオラン・ウォンサワット / 光栄ボクシングジム所属のボクサーとして登場。
・68話 呉迦楼羅 / 夜叉先生の「家庭優先よ」というセリフとともに、家族揃って黒いシルエットで登場。
・75話 呉一族 / 「親戚の集まりで実家に泊まる」の説明とともに黒いシルエットで登場。
・88話 栄栄、大栄、北栄 / ひびきと立花先生が訪れた白薔薇山大山寺の住職と修行僧。修行がやたらと厳しいのは黒木玄斎もこの大山寺で修業していたことを考えれば納得。
・90話 イワン・カラエフ(※ケンガンアシュラ3話で王馬に瞬殺された人)、駒田茂(※ケンガンアシュラ1話で王馬に負けた人)、理人 / ジーナの叔父であるイワンは、ひびきたちが職場体験で訪れたSH冷凍の副社長として登場。壁に飾られた肖像画にはイワンとともに、社長である理人と、同じく副社長の駒田が描かれている。
・92話 山下一夫・金田末吉 / 将棋大会でひびきの対戦相手として登場。なお先読みの金田末吉は当然のように優勝。
・93話 呉迦楼羅 / 夜叉先生の「夫の仕事に子供たちもお手伝いでついて行っている」というセリフとともに、家族揃って黒いシルエットで登場。
・95話 奏流院紫音 / 球技大会の賞金100万円のパネルを持った皇桜女学院理事長として登場。
・97話 徳尾徳道 / ロシアでジーナが通っていたサンボジムの回想シーンで日本から出稽古に来ていた人。
・102話 ガオラン・ウォンサワット / 光栄ボクシングジムのイベントにチャンピオンとして登場。初めて喋った。
・105話 徳尾徳道 / 小説「マンドラゴラの住人」著者の尾道二徳として名前だけ登場。
・106話 小津俊夫 / トレーニングDVD「小津俊夫とトレーニング」、プロテイン「TOSHIO PROTEIN」で登場。
・107話 大久保直也 / ダウンタウンDXっぽいテレビ番組にゲスト出演。
・109話 横綱 龍王山(※鬼王山 尊の兄) / ソリに乗せられて引っ張られる役。
・110話 黒木玄斎 / 三戦(サンチン)のイメージ画像の人。

ちなみに、逆に「ダンベル何キロ持てる?」の登場人物が他作品にサラッと出てくるパターンもあります。
「求道の拳」で活躍したレスラーのホセ神崎が「ケンガンオメガ」に初登場した時には、「好きなタイプは坂口めい(タレント)」という説明が特に何の注釈もなく入っていました。

個人的には元々あまり筋トレに興味はなかったんですが、この漫画を読み始めてから日常的に軽い筋トレを行うようになり、運動不足の解消にも役立っています。
トレーニングに関するシーンでは細かい説明も入っているので、手軽な筋トレ入門書としてもおすすめです。

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